あと1回ガチャを回せば、欲しいキャラが出るんだー!
みなさんはこんな経験ありませんか?
この経験には、大きく5つの効果が影響しており、
- サンクコスト効果
- 保有効果
- イケア効果
- 承認欲求
- 同調効果
の5つの効果です。
この5つの効果を、解説していきます。
本記事を読めば、ソーシャルゲームに課金してしまう、人間の心理がわかります。
- 1日8時間以上ゲームをしていた
- 過去に30万円ソシャゲに課金
- 現在は経済学と心理学を勉強中
それでは、『ソシャゲに課金』する心理を解説していきます。
目次
ソーシャルゲームにハマる理由を心理学を用いて解説

昨今の世の中では、電車の中でスマホを片手にゲームに熱中している人をよく見かけますよね。
スマホゲームの中でも、特に『ソーシャルゲーム(ソシャゲ)』は消費者の人間心理をうまく刺激しており、冒頭に紹介した5つの効果を組み合わせています。
【消費者心理を刺激するつの心理】
- サンクコスト効果
- 保有効果
- イケア効果
- 承認欲求
- 同調効果
それでは、この5つの心理について解説していきます。
一般的なソーシャルゲームについて
一般的なソーシャルゲームでは、ゲームの進行を円滑に進めるために、キャラクターや道具、装備、カードなどのアイテムを揃える必要があります。
誰でも手に入るアイテムだと他のユーザーとの差もつかないし、ゲームも進まないよ〜…
しかも、今辞めるのもなんかもったいない…
『ソシャゲ課金の心理』では、この他のユーザーとの「差別化」と「もったいない」がポイントになってきます。
「差別化」と「もったいない」と感じてしまうことについては、次の見出しで「サンクコスト効果」を用いて解説していきます。
ソシャゲ課金の心理「サンクコスト効果」の解説
ソシャゲを円滑に進め、そして他のユーザーを差別化を図るためには、誰でも獲得できるアイテムのみでは限界があります。
そこで、重要になってくるのが、『課金ガチャ』です。
課金ガチャ…うぅ…頭が…
この課金ガチャには、
- 期間限定
- 誰でも手に入るアイテムより遥かに強い
という特徴があります。
この2つの要素が、消費者の欲求を刺激しさらにソシャゲに課金させます。
でも、課金をしないで無課金で遊んでいれば問題ないんじゃないの?
確かに、そもそも無課金で遊んでいればこの問題に直面することもないでしょう。
しかし、多くのソシャゲユーザーは長期に渡って、ゲームをプレイしているため、これまでゲームに費やした時間を無駄にしたくはありません。
例えば、1年や2年続けてきたゲームを今辞めてしまうと、なんだか「もったいないな」と感じませんか?
これまで、自分自身がアイテム獲得や進めてきたゲームのために注ぎ込んだ時間やお金無駄になってしまい、ゲームを継続させます。
この、今まで注ぎ込んできた時間やお金(他のユーザーと差別化するために)が無駄になってしまうことを、『サンクコスト効果』と呼びます。
今まで注ぎ込んできた、
- 時間
- 投資
- 労力
を、自分のために使うことができればどれだけ有益なものになるのだろうか。
ソシャゲにはまらないためには、いかにサンクコストを減らすのかが重要ですね
ソシャゲ特有の保有効果とイケア効果の解説
昨今のソシャゲというのは、いかに自分好みの装備をカスタマイズし、ゲームを円滑に進められるのかが重要でした。
この過程のなかに、多額の課金であったり幾分かの時間と労力がついてきます。
そんな状態の中で、心理学で大きな影響を与えるのが『保有効果』と『イケア効果』です。
【保有効果】
一度保有するとそれを手放すことを損失と判断し、抵抗を感じてしまうこと
【イケア効果】
自分用にカスタマイズされた物に対する愛着が、自分が投資した時間・お金・労力というサンクコスト効果をさらに強める現象
消費者によって、自分好みにカスタマイズされたキャラクターは、単なる「保有効果」以上の愛着を感じてしまい、手放せなくなる「イケア効果」が発生してますますゲームを辞められなくなります。
他人に認められたい承認欲求と同調効果の解説
最近のソシャゲでは、他のユーザーとコミュニケーションを図るための
- チャット機能
- 共有機能
- 競争機能
が存在しています。
これには、消費者へ強い『同調効果』と『承認欲求』を生み出します。
【同調効果】
消費者が多数のユーザーと同じ行動とることで、安心感を得ようとする現象
【承認欲求】
他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたいという欲求
多くの時間やお金、労力を注ぎ込んてカスタマイズされた自分独自のキャラクターを、自慢したい、褒められたい、認められたい、という「同調効果」と「承認欲求」による影響です。
まさに、この「同調効果」と「承認欲求」を刺激することが現代のソシャゲでは用意なのです。
オンライン上で他のユーザーから、
- コメントを貰ったり
- ハイスコアを達成したり
- スコアの共有
- ランキング機能
が、他のユーザーと共有されることで、ゲームへのモチベを高め、ゲームを継続してしまいます。
また、他のユーザーと協力・共有しているので、自分の都合だけでソシャゲを辞めることができなくなってしまうことも要因の一つです。
ソーシャルゲームにハマる理由まとめ

ソーシャルゲームというのは、一度ハマってしまうとなかなか抜け出すことができません。
これは一種の脳内麻薬のようなものです。
こうならないためにも、本記事で紹介した5つの心理学的効果を踏まえて、吟味して賢い消費者になりましょう!
【ソシャゲのハマる人間の心理】
- サンクコスト効果
- 保有効果
- イケア効果
- 承認欲求
- 同調効果
別記事にて、「ゲームが本当に時間の無駄なのか」について、投稿しています。

以上で本記事を終了とします!最後まで読んでいただきありがとうございます!
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